ブヨブヨのクサウオを食べたら不味かった 【大村湾の魚】

 

先日、といっても2月の話ですが大村湾漁協にまた珍しい魚が入っていました
f:id:haruto06160616:20190404081806j:image

▲ギョロ目

 


f:id:haruto06160616:20190404081837j:image

▲生け簀にいたクサウオ

 

クサウオ

オキゲンゲとも言います

クサウオはどちらかというと北の魚です

一応、東シナ海にも分布してあると書いてありましたがクサウオの仲間でこっちまでいるのはクサウオくらいだったと思います

 

見た目は皆さんが想像する以上に可愛い魚なので見たいという方はぜひ海きららへ(少なくとも最近まではいました)

 

ちなみにクサウオの寿命は海域によって違うらしく、福島では一年、瀬戸内海では二年くらいだったと思います...(覚えていないのであてにはしないでね)

 

 

 

観察

クサウオは長崎ではあまり見られないのでとりあえず観察してみます

ちなみに平戸では揚がるとか聞きました

お隣の隣、福岡の糸島では居酒屋で出すらしいですね

 


f:id:haruto06160616:20190404082515j:image

▲クサウオの吸盤

鰓の下、胸鰭の下端あたりに吸盤があります

そこまで吸着力は無く、そのうち退化してもいいのでは?と思います

これに岩の頂上にくっつくらしいです

 

 


f:id:haruto06160616:20190404082940j:image

▲クサウオの全体像

体全体に白っぽい無数の疣みたいなものがあります

鱗は退化していたようなのでその代用かこれが退化した鱗なのかもしれません

手で擦るとポロポロと何粒か落ちます

 

ただし、お腹にはこれはありませんでした

ちょうど黄色くなっているところですね


f:id:haruto06160616:20190404083213j:image

▲クサウオのお腹はブヨブヨ

 

 

 

捌く

このクサウオ、捌くのもあまり簡単ではありませんでした

皮と身の間にゼラチン質の層があるから皮がブヨブヨで切りづらい


f:id:haruto06160616:20190404083614j:image

▲皮だけ先に剥いでみた

 

ただし、そのゼラチン質のおかげで皮は剥がしやすかったのでその後は普通に包丁入れて捌けました

 

 

食べる


f:id:haruto06160616:20190404083752j:image

▲クサウオの刺身

 

少々、鮮度が落ちてしまった(冷蔵庫に2日くらい)のですがとりあえず刺身っぽくしました

 

水っぽい...きちんと身は拭いたのに皿に水が見えるでしょう...

 

まあ、旨くは無いです

 



f:id:haruto06160616:20190404084046j:image

▲クサウオのムニエル風

 

これはまだいけます

加熱したので水が少し飛んだのかな?

でもかなり柔らかいです

 

あと、調味料の関係で辛かった

 

 
f:id:haruto06160616:20190404084238j:image

▲クサウオの唐揚げ

 

クサウオに失礼だがクソマズ料理だった

水っぽい唐揚げが美味しいわけがない

 

ちなみに唐揚げにしたのはクサウオは唐揚げが美味しいと何かで見たからです

 

結論

クサウオは鮮度を落とすな!

鮮度が落ちたら不味い!

ちなみにちゃんと完食しましたよ

鮮度が良ければ居酒屋で出せるくらいのものなので手に入ったらまずは食べましょうね?

 

 

クサウオを欲しいなら

クサウオを食べたい!という方は福島の方に行くか福岡の糸島を訪ねてみましょう

糸島では居酒屋で食べれることは分かっているのでその居酒屋を探せばいいのです...

 

タカノハダイの人が糸島でクサウオ絶賛売り出し中とツイートしています

2月なら糸島でクサウオ食えるようです

https://twitter.com/scienceheart0/status/1106116567429832704?s=19