ナヌカザメを食べて頭を標本にしてみた
対馬でナヌカザメを手に入れました
▲オオサンショウウオみたいな魚
まあまあ大きいですが本土の家に送ってもらいました。
詳しいことは面倒なので書きませんがナヌカザメの入手したということです。
▲でぶん
ナヌカザメは危険を感じると水を吸って膨らみます。
ちなみにナヌカザメは七日鮫から来ており、陸にあげても七日生きるというのが由来らしいです。
頭を切るとさすがに死にますが...
▲長崎魚市場に揚がっていたナヌカザメ
▲ナヌカザメの歯
指がスパッと切れることは無さそうですが噛まれたらかなり痛そう。
食べる
さあ、簡単に観察したら食べてみます。
さっそく、小出刃を入れてみますが皮が硬い硬い...
▲ナヌカザメの身
頑張って捌きました。
なかなか時間が掛かりましたね。
小型ならもう少し簡単だとは思いますが...
煮付け
美味しいですね。
サメなので特別味はしませんが分かりやすく言うとイカみたいな食感です。
しつこい感じが全く無く、食感がいいので結構食べれます。
湯引き
味付けは塩だけなのですがその塩が少し濃すぎました。
イカの食感に塩はあまり合いませんでした。
これは失敗。
ただし、東シナ海の底引き網で捕れるナヌカザメは湯引きで食べると聞くので、鮮度が落ちて身が固くなったからかもしれません。
天ぷら
いいですね。
イカの食感なので天ぷらに合います。
これは煮付けと並んでおすすめ料理です。
本題?頭骨標本
サメの骨格には一般的な魚と違い、硬骨が無いので薬品やお湯を使うのは難しいです。
サメやエイは軟骨魚類なのですね。
ただ、軟骨といってもタコみたいに骨無しな感じではなく、あくまで少し柔らかいだけです。
で、初めてやってなんとなく分かったので作り方を簡単に説明します。
ネットで作り方を調べても顎標本しかヒットしなかったので。
2、3時間は余裕で掛かります。
最終的に仕上げるまでは4時間掛かると思います。
①サメの頭を用意します。鰓の部分や胸鰭の部分はいらないので顎の骨が残るように顎より少し後ろで切ってください。
②ある程度皮を剥ぎます。軟骨は傷つきやすいので気を付けてください。カッターや包丁でします。ビニール手袋を着けないと手が臭くなります。
③細かい除肉をします。カッターの大小やハサミをうまく使います。骨に刃を当てないように気を付けてください。
私の作った頭骨標本の写真を参考に骨がある位置を見ながらするのがいいかもしれません。眼球なども取り除きます。
④達成感が湧いてきます。初めてなら間違って切ったりするのは当たり前だと思います。
完成図
▲横からの図
▲上からの図
▲下からの図
これは顎が歪んでしまいましたね。
また、他のサメでリベンジしたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。