ヒゲオオメハタ、長崎では珍しくない説
まず、
ヒゲオオメハタ
とは
スズキ目ホタルジャコ科オオメハタ属
Malakichthys barbatus
いわゆるシロムツの仲間で、日本だけでなくオーストラリアにもいるようです。
深海魚っちゃ深海魚ですね。
▲ヒゲオオメハタの全体像
ヒゲオオメハタは他のオオメハタ属魚類と一見すると似ていますが、この中では簡単に区別することができる魚です。
▲ヒゲオオメハタの顎
このように、ヒゲオオメハタの下顎先端付近には小棘が並んでいます。
これが「ヒゲ」なわけですね。
実物を見た方がかなり分かりやすいです。
これが意外と大きくなる魚で、30cmないくらいまでなります。
長崎では他のオオメハタ属魚類と混同され、「四十(しじゅう)」と呼ばれます。
人によってはスーパーにも並べる魚です。
長崎では少しマイナー魚といったところでしょうか。
味は淡白でクセがなく、刺身にしても味を感じません。少し水っぽいので加熱料理が向いていると思いますが、私は炙り系が好きですね。
▲すべてヒゲオオメハタ
このようにまとまって入ることがあるようです。
こうなると、区別されていないだけで珍魚ではないのでは?と思えてきます。
▲スーパーに売られていたもの
参考
ほうずコンニャクの市場魚貝類図鑑